鎌ヶ谷の外壁塗装会社「カミノウチ総建」が、下地処理の重要性と工程についてご紹介します。

会社概要

下地処理
下地処理

仕上がりを決める、一番大事な工程だから

外壁塗装の「本当の品質」を決めるのは、その仕事にたずさわった人間の「仕事に対する目に見えない想いや姿勢」ではないでしょうか。しかし、そういった本当の品質が明らかになるのは、3年、5年、10年という長い年月が経った後のことです。

鎌ヶ谷の外壁塗装会社「カミノウチ総建」では、仕事への想いや姿勢がもっともあらわれる工程は、塗装後は目に見えなくなる下地の処理だと考えています。こちらでは、建物の構造や状態に応じた下地処理の工程についてご説明します。

高圧ジェット洗浄

[画像]高圧ジェット洗浄とは

塗装工事に入る前処理が、壁面に付着した汚れやカビ、藻、コケなどを100~150kg/cm2の強い水圧で洗い流す「高圧ジェット洗浄」です。
古い塗膜についた汚れを取って表面を滑らかな状態にすることで、塗装の密着性が高まります。

高圧ジェット洗浄について

モルタル壁の下地処理

ヒビ割れの補修

モルタルの吹き付け外壁には、経年劣化によって徐々にクラックと呼ばれるヒビが入ります。
この上からそのまま塗装すると、数年でヒビがまた目立ってくるばかりか、浸水によって住まいの躯体が傷む原因にもなりかねません。
それを防ぐためにはヒビ割れの補修が不可欠。
適切な補修をすることで、塗装後の美しい状態が長もちします。

フィラー刷り込み

表面に入ったごく小さなヒビ(ヘアークラック)の段階であれば、フィラー刷り込みによる下地処理を行います。
材料には微弾性フィラーやセメントフィラーを使用。ラスターなどの硬い毛でできた刷毛を使い、ヒビの中に下塗り剤を刷り込みます。

Uカット後シーリング処理

建物の構造が脆弱なことなどが原因で起こる、幅0.3mm以上で深部まで達していると考えられる大きなヒビは「構造クラック」と呼ばれます。
このヒビの下地処理には、「Uカット後シーリング処理」が必要です。

構造上の問題で起こるヒビは、修復してもごく小さな地震などによってすぐにまた同じところに発生してしまいます。
それを防ぐには、弾力性の強いシーリング材でヒビを埋めなくてはなりません。
Uカット後シーリング処理では、シーリングに厚みを持たせて強度を確保するため、まずダイヤモンドカッターなどの工具であえてヒビの幅を広げます(Uカット)。
その溝に密着性を高めるためのプライマーを塗り、シーリング剤を充填します。

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古い塗装の剥離

劣化した古い塗膜は剥がれの原因となるため、事前にきれいに剥離しなくてはいけません。
高圧ジェット洗浄によって剥がれる部分もありますが、残ってしまった部分は手作業で丁寧に剥がしていきます。

パターン補修

ヒビ割れの補修や古い塗膜の剥離をした跡は、そのままだと目立ってしまいます。
そのため周囲に高さを合わせて全体の凹凸をなくし(不陸調整)、吹き付けによって既存の塗装の模様(パターン)を再現します。

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サイディング壁の下地処理

シーリング処理

サイディング壁の下地処理でもっとも重要な工程が「シーリング処理」です。
シーリングの寿命はおよそ10年といわれていますが、紫外線などの影響に大きさによって経年劣化のスピードも異なります。
シーリング処理には、2つの方法があります。

処理1 処理2
増し打ち 打ち替え
まだシーリングの弾力が残っている状態であれば、シーリング剤を上からつぎ足す「増し打ち」をします。
ただし、ボード境目(目地)は目地がややくぼんだ状態に仕上げるため、増し打ちは通常窓のサッシとの境目など、ある程度厚みを足せる箇所にしか施しません。
劣化してシーリングの弾力が失われている場合には「打ち替え」が必要です。
劣化が進んでいない場合でも、増し打ちでは目地に適正な厚みが出せません。
古いシーリングをカッターなどで丁寧に取りのぞき、新しいシーリング剤を充填します。

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鉄筋コンクリート造の建物の下地処理

樹脂モルタル充填

鉄筋コンクリートは、表面を覆うコンクリートが酸性化することで内部の鉄筋が錆びていきます。
錆が進むと膨張して躯体のコンクリートが割れてしまうため、錆止め処理をしなくてはいけません。

まずハンマーで傷んだコンクリートを取りのぞき、ワイヤーブラシで周辺をきれいに整えます。
鉄筋に錆止めを塗ったら密着性を高めるためのプライマーを塗布し、その上から樹脂モルタルを充填します。

エポキシ樹脂注入

鉄筋コンクリート造の建物は、躯体であるコンクリートにモルタルを塗り、その上に塗装がしてあります。
このモルタルは経年劣化によって浮いてくることがあり、そのまま放っておくと剥離してしまうため、コンクリートとモルタルを接着する役目を持つ「エポキシ樹脂」を注入する処理が必要です。

まずテストハンマーで補修範囲を確認し、コンクリート用ドリルで深さ3cm程度の小さな穴をあけます。
圧さく空気で穴の中の切粉を取りのぞき、エポキシ樹脂を注入。
樹脂が硬化する前にステンレスのアンカーピンをさしこみ、ピンの周囲をエポキシ樹脂で埋めます。

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